法事後の食事(お斎(おとき))の場所をどこでしたら良いのかを悩む方も多いようです。
お斎は家またはお店で行われるのが一般的ですが、それぞれ場所によってメリット・デメリットがあります。それぞれの場所の特徴、そして選ぶポイントについてまとめました。
法事の食事を『家』でする場合のメリット・デメリット
まずは家でお斎を行う場合のメリットとデメリットについてご説明いたします。
家の場合のメリット
移動しなくてよい
もしも法要を家で行った場合、お食事の場所への移動がなく、参列者にご年配の方や小さなお子様がいた場合でもご負担をかけることがありません。
さらに移動手段の確保の手間も省けます。
時間を気にしなくてもよい
お店の場合ですとどうしても時間制限がありますが、家の場合は時間を気にすることはありません。久しぶりに集まった親族とゆっくりとお食事をして頂くことができます。
親族が本家・実家に集まる希少な機会をつくれる
近年では本家や実家に親族が集まる機会は減少しています。そんな中、法事は親族が本家・実家に集まる希少な機会となっており、家でお食事を囲むのも大切なひとときとなっています。
家の場合のデメリット
掃除や食事の準備が大変
家に親族を招くわけですから、きれいなお部屋でお食事をして頂きたいものです。色々と準備をしなければならない中で掃除は大きな負担となってくるでしょう。
さらに一番大変なのがお食事の準備です。手作りの場合は親族の好みに合わせた味付けの料理を作ることができますが、作る方の負担はかなり大きいものになるでしょう。
手作りの負担が大きい場合は仕出し料理を利用するという手もあります。
当店では法事の食事の仕出しを承っております。枚方市、交野市、八幡市の方はぜひご利用ください。
広い部屋、備品(机・座布団)が必要
お斎で利用するには室内にある程度広いお部屋が必要です。さらに机や座布団(椅子)、食器やコップなどの備品も必要となってきます。
もしも仕出しを利用した場合は、座布団やコップなどの備品を貸してくれるお店もありますので一度問い合わせてみるとよいでしょう。
当店では仕出しの際、ご希望の方にグラス、湯呑、急須、灰皿、徳利、座布団などの備品を貸し出しております。
後片付けが大変
家でお食事を行った場合、大量の食器の後片付けもしなければなりません。
仕出しを利用することで、食器洗いをしなくてもよいなど、ある程度は後片付けの負担軽減を図れますので利用するとよいでしょう。
駐車場の確保をする手間がかかる
ご年配の方や小さなお子様がいらっしゃる場合、お車を利用される親族も多いかと思います。
室内にはスペースはあっても駐車場のスペースがない、という場合は、駐車場の手配も大きな負担となってきます。
法事の食事を『お店』でする場合のメリット・デメリット
次にお店でお斎を行う場合のメリットとデメリットについてご説明いたします。
お店のメリット
食事を用意しなくてもよい
お店でお斎を行う場合のメリットは何と言っても準備の楽さです。お食事をつくらなくてもよいというのは、大きな負担軽減につながります。
当店でお食事をご利用された方からも「食事をつくらなくてよいからとても楽だった」をいうお声を良く頂いております。
家の掃除をしなくてもよい
お食事だけでなく、家の掃除をしなくてもよい、というのも大きなメリットです。
後片付けをしなくてもよい
準備だけでなく、後片付けをしなくてよいということも、施主側にとっては大変うれしいメリットです。
故人様を偲びながらお食事を召し上がった後も、後片付けに追われることなく穏やかな気持ちのまま過ごすことができます。
お店のデメリット
時間が限られてしまう
お店を利用すると利用時間が決まっているため、長居ができないというデメリットがあります。一般的には2時間程度の利用時間のお店が多いようです。
久しぶりに親族が集まり、ゆっくりと長時間過ごしたい場合は食事の後に家に来てもらうなどの工夫が必要になってくるでしょう。
お店の手配に時間を取られてしまう
お店を利用するには、お店を選んで、予約をしてという手配の手間が生じてしまいます。収容人数やお食事内容、移動手段などを考えて最適なお店を選ぶのは大変面倒です。
移動手段を確保しないといけない
法要のあと、お店に移動する移動手段も考えなくてはなりません。車であればお店に駐車場は何台あるのか、タクシーを利用するのか、送迎バスはあるのか、など移動手段の手配も必要です。
当店では10名様以上で利用できる無料送迎バスをご用意しております。枚方市、交野市、八幡市の方はぜひご利用ください。
お金がかかる
当然ですが、お店を利用すると家で手作りをするよりもお金がかかってきます。こちらもデメリットのひとつと考えてよいでしょう。
法事の食事の場所を選ぶポイント
家、お店それぞれにメリット、デメリットがあります。
- 時間を気にせずにゆっくりしたいかどうか
- 家の掃除・食事の準備・後片付けをする手間をかけられるか
- 移動手段があるかどうか
- 金銭的負担は問題ないか
などのポイントで家にするかお店にするかを選ぶとよいでしょう。
せっかくの親族が集まる機会ですので、施主側も含めみんなが穏やかにお食事できる事が大切です。各ご家庭でなるべく負担が少ない方法をお選びください。