生後100日~120日の赤ちゃんの成長を祝い、これから食事に困らないように願う「お食い初め」の儀式。
初めての場合だと、何から準備していいものか分からないことが多いかと思います。
そんな方々の為にお食い初めの準備についてまとめました。
お食い初めをする前に準備すること
家でお食い初めをする場合、ご自分でつくるのか、それとも宅配を利用するのか、によっても準備の違いがあります。
ご自分でお食い初め膳をつくる場合
食器(お食い初め用のお膳)を準備する
まずはお食い初め用のお膳を用意しなければなりません。お食い初め膳は男の子(朱塗り)と女の子(黒塗り)で食器の色が違います。性別に合わせて食器を用意しましょう。
食器はデパートやネット通販で購入できます。レンタルしているところもあるので、利用するのもいいかもしれません。
料理(お食い初め膳)を準備する
お食い初めの代表的な献立は以下の通りです。
- 焼鯛
- 飯椀(赤飯など)
- 汁椀(お吸い物)
- 煮物椀
- つぼ椀(香の物など)
穀物、海の食材、山の食材、飲みもの、塩という赤ちゃんが生きていくのに必要な食材で一汁三菜を用意します。
煮物はえびや里芋、つぼ椀は大根やにんじんを使うと紅白を表現することができ、見た目にも美しくめでたいお食い初め膳がつくれます。
歯固め石を準備する
お食い初めでは歯固め石と呼ばれる石が必要です。
近年では歯固め石は神社やお寺の石をお借りするのが一般的です。お食い初めが終わったら石は元の場所へお返ししてください。また、近所に河原がある場合はそこで拾ってきたものを利用してもよいでしょう。
※歯固め石の使い方は後述いたします。
お食い初めセットの宅配を利用する場合
お食い初めセットを選ぶ
お食い初めセットは多くのネット通販店で販売されています。冷凍されたものからチルドまで様々なタイプがありますので気に入ったものを選んでください。
また、近所のお店で宅配してくれるところがあればそちらを利用するのも良いでしょう。
当店でも枚方市、交野市(一部地域を除く)、八幡市であればお食い初め膳の宅配を行っております。
ご自分で作る場合、宅配を利用する場合に共通する準備
大人の食事を準備する
家でお食い初めを行う場合、お食い初め膳だけではなく、大人の食事を用意しなければなりません。ご両親を招待した場合などは特に豪華な食事を用意する必要があるのではないでしょうか。
準備が負担になる場合は、大人の食事はお惣菜や宅配を利用するのもいいかもしれません。
お食い初め膳を宅配で準備する場合、大人の食事も一緒に宅配してくれるところを選ぶと楽でよいでしょう。
お食い初めのやり方を確認する
赤ちゃんは実際には食べることができないので、食べる真似を行います。
ご飯⇒お吸い物⇒ご飯⇒焼鯛⇒ご飯⇒お吸い物
のローテーションを3回行うのが一般的です。
最後に「石のようにしっかりとした歯が生えてきますように」と願いながら、お箸を歯固め石に触った後、赤ちゃんの口に触れてお食い初めの儀式は終了です。
誰が食べさせるか決める
両家のご両親を招待した場合などは、だれが赤ちゃんに食べさせるかで揉めないように、あらかじめ誰が食べさせるか決めておくとよいでしょう。
一般的には「長寿にあやかる」という意味合いから身内の年長者が行います。
準備する時間がない場合はお食い初めをお店で行うこともできる
最近では飲食店でもお食い初めプランを用意しているところが増え、自宅だけではなくお店も選択肢の一つとなってきました。食事を準備する時間がない方はお店を利用するのも良いでしょう。
お店でお食い初めを行う場合、お店を選ぶポイント
お食い初め膳に対応しているか
近年はお食い初めプランを用意している飲食店やホテルが増えていますのでお近くのお食い初めプランを用意しているお店を探してみてください。
枚方市牧野にある当店でもお食い初めプランをご用意しておりますので、ぜひご利用ください。
赤ちゃんを寝かせる設備が整っているか
赤ちゃんがリラックスできる環境が整っているかどうかもお店を選ぶ大切なポイントです。
- 個室のお部屋があるかどうか
- 寝かせやすい和室かどうか
- ベビーラックがあるかどうか
などをご予約時に確認するとよいでしょう。
お食い初めの儀式を楽しく行うために
お食い初めの準備は大変ですが、宅配料理やお店の利用も検討しながら、なるべく負担の少ない方法で、家族みんなで赤ちゃんの成長を祝い、楽しくお食い初めの儀式を行いましょう。